コラム

2022.05.13

コラム

基礎知識

50代からの終活のススメ②

【 50代からの終活のススメ①はこちら 】

思い切って断捨離してみました

「終活」で取り組むべきことは幅広いですが、誰もが馴染みやすく、取りかかりやすいのは、やはり「断捨離」ではないでしょうか。

かくいう私もゴールデンウィークを利用し、模様替えを兼ねた大掃除を行いました。

入所当時の給与明細!や最後に袖を通したのはいつ?という洋服が出て来て、やや感傷的になりつつも、こんまり風に「ときめく・ときめかない」で選別し、新潟市所定の特大ゴミ袋6袋分を処分するに至りました。(ちなみに給与明細は捨てませんでした(^_^;)。理由は後半で)

書きかけのエンディングノートと向き合ってみて

部屋の中が片付くと、気分もすっきり、心なしか頭もはっきりしてくるような気がします。

皆様方にエンディングノートを書くことをおすすめしていますが、私も書きかけのエンディングノートにあらためて向き合ってみました。


最近のエンディングノートは、自分の死後に備えて書くというより、自分自身の備忘のために書くタイプが多く、忘れっぽくなってきた世代にはぴったりの項目がたくさん並んでいます。

たとえば、自分史から始まり、一週間のルーティンや現在服用中のお薬、そして最近問題になっている「デジタル遺産」の可視化のため、電子マネーや各種パスワードなどを書き留めとおくといった感じです。


自分の半生を振り返り、住んでいた学生寮の住所を思い出したり、給与明細を見ながら初任給を書いてみるのも結構楽しかったです。

また、今の収支状況や現在進行中の事柄をあらためて書き綴ることによって、少し先の自分自身に思いを馳せることができると気づきました。


このように50代の方には、人生の終わりに向けて「エンディングノート」にのこす、という感覚ではなく、セカンドライフのための「スターティングノート」として書き始めることをおすすめしたいと思います。

まずは今の自分の生活や収支状況に向き合うことから始めてみませんか?

◆シリーズ記事はこちら
・50代からの終活のススメ
・50代からの終活のススメ②
・50代からの終活のススメ③〜いつかは・だれもが・おひとりさま?備えは今から〜
・50代からの終活のススメ④~遺された人の立場で考えてみませんか~
・50代からの終活のススメ⑤
・50代からの終活のススメ⑥あらためて…50代から終活を考える

この記事の執筆者

事務局長 渡辺 寿美

一新総合法律事務所
事務局長  渡辺 寿美(わたなべ としみ)

一新総合法律事務所 新潟事務所所属

終活ガイド資格1級(心託コンシェルジュ)・不動産後見アドバイザー・メンタルケア心理士・産業カウンセラー・宅地建物取引士などの資格を取得しながら、30年以上、法律事務員として弁護士補助業務を行う。

相談者や依頼者、関係者の皆様のお話をじっくりお聴きし、正確に弁護士に報告することを心がけています。
法律事務所事務員・人生経験は長くなりましたが、まだまだ毎日が学びの連続です。
一般社団法人縁樹へのお問合せも担当しております。
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