前回の「遺品整理の際の注意点②」において、
遺品の処分を行うことで、相続放棄が否定されることがあります。
これは、相続の意思があるものと解されてしまうからです。
とお話しました。
では、「相続放棄をすると、どんな遺品でも処分できないのか」というと、そうではありません。
経済的な価値が無いものについては処分できるとされています。
例えば、故人の方の写真や手紙などです。
ただ、少しでも経済的な価値があれば問題になりますので、判断に迷う物もあるかと思います。
また、場合によっては、相続財産管理人選任の法的手続を行い、相続財産管理人から遺品を管理・処分してもらうことも考えられます。
相続放棄が否定されるような事態を避けるためにも、相続放棄・遺品整理で迷われた際は、お気軽にご相談ください。
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