先月のコラムで、備えは今から、ということをお伝えしました(前回のコラムはこちらです)。
備えておいた方が良い項目は以下の通りです。
□家の中のお片付け・いわゆる断捨離
□財産(預貯金や生命保険、不動産や自動車など)の洗い出しや見直し、または処分
□財産を誰に遺したいか、引き継いでもらいたいか考える
□借入残高の確認や繰上げ返済の検討
□各種ID・バスワード、サブスクなどのデジタル契約の整理
□親戚や知人の連絡先リストづくり
□ペットはだれに託したいか
□どういう介護を望むか
□どのような医療や治療を受けたいか
□葬儀をどう行なって欲しいか
□お墓をどうするか
さてどうでしょうか。
一つくらいはチェックがつけられそうでしょうか。
ところでご自身に突然「もしものこと」があった場合、遺された人は通帳や保険証券などをきちんと探し出し、パソコンやスマホを開いて確認したり、手続を行うことができると思われますか。
今は通帳を作成せずにWEB上で取引をすることも増えていますし、ネット銀行の利用も多くなってきましたので、パソコンやスマホのパスワードやパスコードが分からないと、何も手がかりがない、ということがあるかもしれません。
また、「年賀状じまい」をされた後ですと、知り合いの名前や連絡先も全てパソコンやスマホの中にしかなく、知り合いに連絡をとってもらうことすらできない可能性もあります。
防犯上の観点から、例えば通帳や実印、そして各種パスワード類は、厳重に管理し、他人だけではなく、家族にも見られない・知られないようにしている方がほとんどだと思います。
また、どういう知り合いと連絡を取り合っているかについて、家族に知らせていないこともあるでしょう。
そうなりますと、実は「紙に書いておくこと」が意外と有用だということに気づかされます。
市販のエンディングノートには様々な項目があり、財産を洗い出す作業や自分の意思を書くことが気軽に始められます。また、最近は100円ショップなどでも、パスワードなどを控えておく小型ノートを見かけるようになりました。
せめて「自分に何かあった場合はここ(場所)を確認して」程度の共有はしておいた方がよいかもしれません。
この度一新総合法律事務所では、皆様のもしもの備えのために、「ライフプランノート」を作成いたしました。
身構えず、気楽に書いていただけるような内容になっていますので、是非お手に取っていただきたいと思います。
10月末までの間に、相続などのご相談をされた方には、無料で進呈させていただいております。
まずはライフプランノートを書くことから始めてみませんか。
一新総合法律事務所では、遺言や相続に関するご相談を初回・無料で承っております。
9月・10月は60分じっくりとお聴きします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
◆シリーズ記事はこちら◆
・50代からの終活のススメ
・50代からの終活のススメ②
・50代からの終活のススメ③〜いつかは・だれもが・おひとりさま?備えは今から〜
・50代からの終活のススメ④~遺された人の立場で考えてみませんか~
・50代からの終活のススメ⑤
・50代からの終活のススメ⑥あらためて…50代から終活を考える
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