遺言書とエンディングノートどこが違うの？

遺言書

エンディングノート

遺言書とは…

自らの財産等について、

遺言者の最終的な意思表示

エンディングノートとは…

自分自身を見直すことができるもの。

人生の棚卸帳であり、最後のラブレター

法的拘束力あり

※定められた事項に限る

法的拘束力なし

種類や要件・形式が定められており、

不備があると無効になる

種類や要件・形式などはなく、

自由に書くことができる

＜記載事項＞

◦ 相続に関する事項（推定相続人の廃除・廃除の取消、相続分の指定・指定の委託、特別受益持戻しの免除、遺産分割方法の指定・指定の委託、遺産分割の禁止）

◦ 遺産の処分に関する事項（遺贈、寄付行為、信託の設定）

◦ 身分上の事項（認知、未成年後見人・未成年後見監督人の指定）

◦ 遺言の執行に関する事項（遺言執行者の指定・指定の委託）

◦ その他の事項（祭祀主宰者の指定、生命保険受取人の指定・変更）

◦ 付言（訓示的、道徳的なもの）は記載できるが、法的効力はない

＜記載事項＞

◦ 財産の情報（預貯金・不動産・株式・保険契約・貴重品など）

◦ 親族の情報（家系図）

◦ 友人・知人の情報

◦ 人生・自分史

◦ 介護・延命措置の希望

◦ 葬儀・供養の希望

◦ 家族や親族、パートナーへのメッセージ

…等々

＜意義＞

遺言者の生前の意思を、その死後において実現させる（例えば、遺言書が無い場合、被相続人の財産は民法の規定とおりの割合で帰属され、相続人間の遺産分割協議で帰属が決定される）

＜意義＞

◦ 介護・延命措置・葬儀・供養・遺産分割などの際に、家族や親族、パートナーの負担を減らす

◦ 自分の過去・現在、そして終焉を考える機会になり、これが、結果的に今を（今後を）より良く生きようというポジティブな意識の獲得に繋がる