現在の日本は「超超高齢社会」の状態にあります。
将来は、総人口の約半数が65歳以上になるとも言われています。
平成30年(2018年)簡易生命表※1によると、日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳で、2017年と比較して男性は0.16年、女性は0.06年上回りました。
寿命が延びています。
「人生100年時代」と言われている昨今では、単に寿命だけではなく、「健康寿命」を延ばすことへの関心が年々高まっています。
「健康寿命」とは、「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」のことです。
2016年において、平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84年、女性12.35年でした。
寿命と健康寿命の差は、介護や入院を要する期間といって差し支えないでしょう。
「ピンピンコロリ(PPK)」と「ネンネンコロリ(NNK)」、一概にどちらがいいとも言えませんが、なるべく最後まで元気でいたいというのが、人間というものではないでしょうか。
最後まで生き甲斐を持って、活き活きと生きるためにも、「終活」を通して、一度、人生の終焉について考えてみてください。
「死」を考えることに抵抗があるかもしれませんが、きっと、今をより良く生きようというポジティブな気持ちを得ることができるでしょう。
次の「死ぬときに後悔すること25」※2は、人生の終焉を考える際のヒントになると思います。
1 健康を大切にしなかったこと
2 たばこをやめなかったこと
3 生前の意思を示さなかったこと
4 治療の意味を見失ってしまったこと
5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくしなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと
11 遺産をどうするかを決めなかったこと
12 自分の葬儀を考えなかったこと
13 故郷に帰らなかったこと
14 美味しいものを食べておかなかったこと
15 仕事ばかりで趣味に時間をさかなかったこと
16 行きたい場所に旅行しなかったこと
17 会いたい人に会っておかなかったこと
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと
19 結婚をしなかったこと
20 子供を育てなかったこと
21 子供を結婚させなかったこと
22 自分の生きた証を残せなかったこと
23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24 神仏の教えを知らなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと
<参考資料>
※1 簡易生命表(厚生労働省HP平成30年簡易簡易生命表の概況より)
簡易生命表(男)https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life18/dl/life18-06.pdf
※2 1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた「死ぬときに後悔すること25」大津秀一(著)