今年のお盆は…
昨年までのお盆は、お子さんやお孫さんなど、親族たちが大勢集まり、連れ立ってショッピングモールに買い物に行ったり、ワイワイ騒ぎながら食卓を囲んでお酒を飲んだり、夜は庭で花火をしたりと、今思えばとにかく「密」になることを楽しんでいたように思います。
新型ウィルスの感染拡大が収束しない今は、ひたすら「三密を避けましょう」「感染予防に努めましょう」と言われ続け、私たちは数ヶ月もの間、しっかりそれを守って生活しています。
今年のお盆は、首都圏の方が地方への帰省を控える傾向にあると言われています。
逆に「今年は帰省しなくてもいいよ」と、ご親族に伝えられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
穏やかな時間を
ある調べで、新型ウィルスによる自粛生活中に変化した意識として、同居・別居を問わず、家族との会話や通信時間が増え、自分自身の振り返りと見つめ直しに費やす時間も増えたとありました。
そして、生を強く意識することで、「大切な故人への語りかけ」をすることにより、心の拠り所・安らぎのひと時も増えたそうです。
離れた地域へのお墓参りはなかなか難しい状況かもしれません。
心の中で手を合わせ、亡くなった方のことを思い、そして自分自身の人生もじっくり振り返ってみる、そんな静かで穏やかなお盆も、なかなかよいものではないでしょうか。
遺したい・遺したくない記憶はありますか?
自分自身の歩んだ道を振り返る際には、「エンディングノート」がガイドをしてくれます。
エンディングノートは、過去を思い出すことだけではなく、自分がこれからどう生きて行きたいか、ということについても書くことができます。
また、遺したくない、触れて欲しくない記憶や記録の処分方法も書いておくと気持ちがすっきりされるのではないでしょうか。
さらに、病気や怪我をした際の治療や介護はどうしてもらいたいかについても、お元気なうちに書き留めておいていただくとよいと思います。
またもしお盆にご家族が集まることができるようでしたら、ご自身のこれまでの人生やいろいろな思いをご家族にお話ししてみてはいかがでしょうか。
五木寛之氏の最新刊である「こころの相続」の帯には、「遺産とは土地や財産だけではない。」とあります。
こちらの書籍には、いま、この時期、是非お読み頂きたい内容がぎっしり詰まっています。
一度お手にとっていただくことをお薦めいたします。
皆様にとりまして、家族との絆をあらためて感じられるお盆になりますように…。
◆当事務所では、皆様の思いを遺言書やエンディングノートにまとめるお手伝いをいたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
◆遺言書作成・相続のご相談は初回無料です。
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