60歳で定年、そしてその後は悠々自適の年金生活…という夢の時代は過ぎ、今や年金の支給は65歳以降(それも数年後には怪しいかも)、できれば70歳まで現役で働き続けましょう、そして企業は定年の引き上げや再雇用を検討しましょう、というのが今の流れです。
(※70歳までの就業確保に関しては、当事務所角家弁護士のこちらのコラムもご覧ください。)
次のステージをぼんやりと思い描きながら、楽しい空想にふけるのも良いと思いますが、自分や家族の年齢を一覧表にし、その年ごとの収支や財産などを、具体的な数字に表していくと、将来のイメージがある程度はっきりします。
そうすると、「元気なうちは働いて収入があった方が安心できるな」とか「蓄えは十分あるから、ボランティア活動の割合を増やしてみようか」など、具体的な働き方や時間の使い方、得たい収入額の目安がわかるのではないかと思います。
中年期を過ぎると、必ずしもハッピー・ラッキーなことばかりではなく、子どもの独立、親の介護や死亡、自分や配偶者の心身や認知能力の衰えなど、嬉しいけれど寂しいこと、辛いこと、そして自分が情けなく思えることなど、生きている限りは、避けて通ることができない出来事が多々あります。
そのようなたくさんの出来事を含め、自分が生きてきた証をのこす方法としては、私小説を書くことから、エンディングノートや手帳に書き記すなど、お手軽なものまで、いろいろ考えられます。
最近では、スマホアプリを活用される方もいらっしゃるようです。
ただし、「証」としてのこすのは、やはり遺言書が最も確実で、それも「公正証書遺言」が望ましいです。
何度でも書き直すこともできますので、年齢にかかわらず、生きた証をのこしたいという方には、「遺言書」の作成をおすすめしています。
「還暦に近づいたから老後のことを考えよう」ではなく、自身の次のステージ・居場所や立ち位置について、具体的に考え始めたときが「セカンドライフを考える」時期といえます。
それには、早すぎることも遅すぎることもありません。
そしてあくまでも主役は自分自身です。
そんな皆様方に向け、当事務所では「セカンドライフを考える~生きた証をどうのこしますか~」というテーマでセミナーを開催いたします。
自分自身でしっかりと次のステージを考え、それを見据えて行動し、計画的にお金を貯め・使い、生きた証をしっかりのこす、そんな素敵な人生にするために、社労士・FPと弁護士らがちょっとしたヒントをお話しいたします。
皆様のご参加をお待ちいたしております。
※掲載の情報は2021年10月執筆当時のものです。こちらでご紹介しているセミナーは終了いたしました。
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