「終活年賀状を考える前に」
年賀はがきの発売が始まり、年の瀬を感じますね。
郵便局のCMに活動休止前のアイドルグループ嵐が起用されても、人気アニメ・鬼滅の刃がデザインされた年賀はがきが売り出されても、年賀状の発行枚数は減る一方のようです。
来年は年賀状を出すか出さないか、これで年賀状を送る習慣を最後にしようかどうしようか、と悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
年賀状の上で「来年からは年賀状のやりとりをしません」と伝えることを「終活年賀状」または「年賀状終活」と言うそうです。
これまでの人間関係を見直したり、整理したりする一つのきっかけになるとも言われています。
年賀状を出さないと決めた理由には、高齢になり年賀状を書くのが大変になったからという以外に、メールやSNSで一斉送信してしまえば楽だから、ということがあるようです。
とは言え、お正月に年賀状が届かないのは、何だか淋しいような気もしますね。
今年は新型ウィルスの影響で、物理的な距離にかかわらず、会いたい人になかなか会えず、かといってわざわざ電話などで近況伺いもしないままになっていたりしないでしょうか。
このような時だからこそ、一年に一回の年賀状のやりとりの温かみに、ほっこり癒やされ、嬉しく感じるはずです。
私たちの業務の中でも、財産管理のご依頼をいただいた方のご自宅の引き出しにしまわれていた年賀状から、ご親族のご住所やお名前だけではなく、お付き合いの度合いが判明したこともありました。
年賀状を確認することによって、親きょうだいが付き合っている方のお名前や連絡先が一目瞭然になりますので、たとえばもしもの場合、遺された家族としては、やりとりした年賀状の存在に大変助けられるのではないでしょうか。
収束時期が全く見えないまま年の瀬を迎え、漠然とした不安を抱えながら過ごしている毎日。
もし今、年賀状じまいをするかどうか迷っているようでしたら、今年の年賀状は出すことをオススメしたいと思います。
遠く離れた相手のことを思いながら、年賀はがき一枚一枚に時間をかけ、自分自身のことばや自筆で、近況や思いを伝えてみたらいかがでしょうか。
一年に一回だけでも、心が近づくひとときを大切にしたいものです。
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