墓の管理者を指定したい

Ｑ

我が家には先祖代々の墓があります。

私には、二人の子ども（長男と二男）がいます。

私の死後、墓の管理は二男に任せたいと思っています。

墓の管理者を指定することはできますか。

Ａ

民法では、お墓や仏壇を守っていく方（祭祀主宰者）については、相続とは別に決定することとされています。 

そして、祭祀主宰者の決定については、亡くなった方（「被相続人」といいます。）による指定があればそれに従い、指定がなければ慣習によることとされています。

祭祀主宰者を事前に指定するには、遺言書にその旨を記載する方法があります。

公正証書遺言を作成すると、自筆証書遺言と比べ、改ざんや廃棄等のおそれがなく安全です。

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この記事の監修者

海津　諭
（かいづ　さとる）

一新総合法律事務所　
理事／弁護士

出身地：新潟県新潟市　
出身大学：京都大学法科大学院修了
新潟県公害審査委員、新潟県景観審議会委員を務めています。
主な取扱分野は、相続全般（遺言書作成、遺産分割、相続放棄、遺留分請求など）です。そのほか、離婚、金銭問題、その他トラブルなど幅広い分野に精通し、相続・生前対策セミナーの講師を多数務めた実績があります。
また、『月刊キャレル』（出版：新潟日報事業社）に掲載のコーナー「法律相談室」に不定期で寄稿しており、身近な法律の疑問についてわかりやすく解説しています。